頭痛外来
頭痛の種類
一次性頭痛
一次性頭痛とは、いわゆる頭痛持ちの方の頭痛のことです。
頭痛外来を受診する人の大半がこちらで、命にかかわることはありませんが、日常生活に支障をきたす場合は治療が必要です。
代表的なものに、以下の3つがあげられます。
片頭痛
「偏頭痛」とも書きます。
主に頭の片側に、時に両側に起こる拍動性の激しい頭痛です。
吐き気や嘔吐を伴い、女性に多く、気候の変化(雨、台風の時など)ストレスをきっかけに発症します。
発症の直前には、チカチカ光る歯車が見える、生あくびがでる、肩が凝るなどの症状が出ることがあります。
仕事やレジャーの予定をキャンセルするなど、日常生活に支障がある場合は早めの受診をお勧めします。
緊張型頭痛・筋収縮性頭痛
日本人に特に多い頭痛です。
肩こりやめまいを伴うことも多く、頭の両側頭部、前頭部が締め付けられるような痛みや重苦しい鈍痛が持続します。
ストレスや姿勢に関係し、夕方に増強する傾向があります。
ひどい肩こりが原因にある場合にはトリガーポイント注射を行っています。
トリガーポイントとは、押して特に強く痛みを感じる点のことです。
この痛い点に細い針で局所麻酔剤を注射することにより、麻酔による鎮痛と、鍼効果が期待できます。
原因を直接治療するものではありませんが、繰り返し注射することで痛みを除去する効果が期待できます。
個人差はありますが、1回目の注射で「痛みが半分になった」という方もおられます。
少しでも痛みの改善がみられれば、1週間に1-2回のペースでトリガーポイント注射を行います。
何回か注射するうちに徐々に痛みが治まってくることも少なくありません。
群発頭痛
男性に多く、1~2ヶ月に集中してほぼ毎日起き、「目の奥を針でえぐられる様」と表現するような片目の充血や涙、鼻水などを伴います。
痛みが強い時は自己注射の処方も致します。
二次性頭痛
二次性頭痛とは、主に脳の病気の症状として発症する頭痛のことです。
迅速に原因となる脳の疾患を診断し、治療を始めることが肝要となります。
くも膜下出血
痛みがほとんどなく、頭が重く感じるという比較的軽いものから、これまで味わったことの無い激しい痛み、さらには吐き気・嘔吐、意識喪失も伴うものまで様々です。
脳出血
頭痛が徐々に強くなったり、また突然の激しい頭痛に襲われ、手足のしびれや力が入らない、言語障害や視野障害を起こしながら、意識障害も起こします。
脳腫瘍
朝方の頭痛が特徴で、次第に手足の麻痺、視野狭窄、構音障害、嘔吐、痙攣発作の症状が現れることがあります。
髄膜炎
ウイルスや細菌が髄膜内に炎症を引き起こし、激しい頭痛、高熱が生じ、脳炎を発症した場合には痙攣や意識障害などが現れます。
頭を振る時、階段を降りる時に頭痛が増悪するのが特徴です。
特に細菌性髄膜炎は、治療が遅れると致命傷となるので、迅速で的確な対応が必要です。
慢性硬膜下血腫
頭部の外傷後、徐々に血腫ができ、頭蓋内の圧が高まり脳を圧迫します。
若い方ほど頭痛を訴えることが多く、高齢な方は片麻痺や痴呆症状を伴うことが多くなります。
数日から数週間で進行する認知症や、徐々に日常生活が送れなくなったり、寝る事が多くなったりした場合には速やかに受診が必要です。
特に注意を要する頭痛について
以下のような症状の頭痛の場合、早めの専門医の受診をお勧め致します。
- いつもと違う頭痛
- 今までにない痛みの頭痛
- 急に強くなる頭痛
- 徐々に強くなる頭痛
- 高熱を伴う頭痛
- 手足のしびれを伴う頭痛
- 痙攣を伴う頭痛
- 意識が朦朧とする頭痛
さとう内科・脳神経クリニックの頭痛外来について
さとう内科・脳神経クリニックの頭痛外来では、頭痛に関して発生時期や痛みの持続期間、頻度、痛み方などを詳しく問診し、必要な場合にはマルチスライスCTや院内迅速血液検査 を用いた検査を行います。
その頭痛が一次性頭痛なのか二次性頭痛なのかを総合的に診断し、必要に応じて適切な高度医療機関をご紹介致します。
