帯状疱疹ワクチン
さとう内科・脳神経クリニックでは、世田谷区奥沢の地域の皆さんが健やかな毎日を送れるよう、予防医療に力を尽くしています。帯状疱疹は、発症すると強い痛みをともない、その後の生活の質を大きく下げてしまうことがある病気です。当院の院長は日本神経学会認定の神経内科専門医として、帯状疱疹による神経のダメージや、後遺症としての神経痛についても、専門的な知見にもとづいた診療を行っています。東急目黒線「奥沢駅」から徒歩6分、自由が丘駅からも徒歩圏内の当院では、お仕事帰りにも立ち寄りやすい19時までの診療体制を整え、質の高いワクチンの提供を通じて皆さんの健康をお守りします。帯状疱疹の予防は、皮膚の症状を防ぐだけでなく、大切な神経を守るための重要な一歩です。接種のご相談・ご予約は、どうぞお気軽にお電話ください。
世田谷区にお住まいの方へ 帯状疱疹ワクチンは、2025年4月から国の定期接種になりました。世田谷区では、対象年齢の方の定期接種に加え、50歳以上で定期接種の対象外となる方などへの任意接種の助成も行っています(助成の期限は2027年〔令和9年〕3月31日まで)。対象や自己負担額は下の「料金について」でご案内しています。
帯状疱疹ワクチンで予防できる病気
帯状疱疹ワクチンを接種する大きな目的は、帯状疱疹そのものの発症を防ぐこと、そして万が一発症しても、症状を軽く抑えたり深刻な後遺症を防いだりすることです。帯状疱疹は、かつて水ぼうそうにかかったときに体内の神経節に潜んでいたウイルスが、加齢や疲労によって再び活性化することで起こります。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)の予防
帯状疱疹は、体の片側にピリピリとした痛みが生じ、その後に赤い発疹や水ぶくれが帯状に広がる病気です。80歳までに約3人に1人が経験するといわれ、決して珍しい病気ではありません。ワクチンを接種することで免疫を高め、ウイルスが再び暴れ出すのを抑える効果が期待できます。特に近年推奨されている不活化ワクチンは、非常に高い発症予防効果が報告されています。
帯状疱疹後神経痛(PHN)を防ぐ
帯状疱疹の皮膚症状が治まったあとも、数か月から数年にわたって鋭い痛みが残ることがあります。これが帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる後遺症です。ウイルスによって神経が傷つけられることで起こり、神経内科の領域でもとても厄介な症状の一つとされています。ワクチン接種は、このPHNのリスクを大きく減らすための、非常に有効な手段です。
帯状疱疹の詳しい症状や神経への影響については、「神経内科」のページでも解説しています。
合併症の予防
帯状疱疹は、発症する部位によってさまざまな合併症を引き起こすことがあります。特に顔面に発症した場合には、次のようなリスクが考えられます。これらを未然に防ぐためにも、前もっての予防接種が勧められます。
- 角膜炎や結膜炎などの視力障害
- 難聴や耳鳴り、めまい
- 顔面神経麻痺
- まれに脳炎や髄膜炎
近年注目されている効果(海外データ)
近年、海外の大規模な研究から、帯状疱疹ワクチンを接種した方では、認知症の発症リスクが低い傾向があることや、心筋梗塞・心房細動などの心疾患、さらに全死亡(あらゆる原因による死亡)のリスクの低下と関連する可能性が報告されています。たとえば認知症については、英国での研究で、接種した方は数年間の追跡で発症リスクがおよそ2割低い傾向が示されました。
※これらは主に海外の論文(観察研究など)にもとづくデータであり、ワクチンとの因果関係が確定したものではなく、今後さらなる研究が必要とされています。あくまで参考情報としてご紹介するものですが、神経内科を専門とする当院では、こうした最新の知見にも注目しながら、皆さんに正確な情報をお伝えしてまいります。
帯状疱疹ワクチンの種類と特徴
現在、日本国内で使われている帯状疱疹ワクチンには、大きく分けて2種類があります。接種回数や効果の持続期間、費用などが異なります。当院では、患者さんの年齢や健康状態、ご希望に合わせて、適したワクチンをご提案します。
不活化ワクチン(シングリックス)
ウイルスの一部を精製して作られた、生きたウイルスを含まないワクチンです。免疫が低下している方でも接種でき、高い予防効果が期待できます。
- 接種回数:2回(2〜6か月の間隔をあけて接種)
- 対象年齢:50歳以上(リスクが高い場合は18歳以上も可)
- 効果の持続:10年以上の長期にわたる持続が確認されている
- 発症予防効果:50歳以上で90%以上の高い効果が報告されている
生ワクチン(ビケン)
水ぼうそうの予防にも使われる、ウイルスの毒性を弱めた生きたウイルスを使うワクチンです。1回の接種で済む利点がありますが、効果の持続期間は不活化ワクチンに比べて短めです。
- 接種回数:1回
- 対象年齢:50歳以上
- 注意点:免疫を抑える治療を受けている方は接種できません
- 効果の持続:5年程度で徐々に低下するとされています
① 定期接種(対象年齢の方・公費)
2027年(令和9年)3月31日時点で、65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳になる方などが対象です(経過措置による年齢を含みます)。自己負担額は次の通りです。
| ワクチンの種類 | 接種回数 | 自己負担額 |
|---|---|---|
| 不活化ワクチン(シングリックス) | 2回 | 1回につき 10,000円 |
| 生ワクチン(ビケン) | 1回 | 4,000円 |
※生活保護を受けている方などは自己負担が免除されます。
② 任意接種+区の助成(50歳以上で定期接種の対象外の方など)
50歳以上で定期接種の対象にならない方や、一定のリスクがある18〜49歳の方は、世田谷区の助成を受けられます。区の助成額は次の通りで、実際の自己負担は「当院の接種費用から助成額を差し引いた金額」になります。
| ワクチンの種類 | 区の助成額 |
|---|---|
| 不活化ワクチン(シングリックス) | 1回につき 11,000円 |
| 生ワクチン(ビケン) | 4,000円 |
③ 自費(助成の対象外の方)
| ワクチンの種類 | 1回あたりの費用(税込) | 標準的な接種回数 |
|---|---|---|
| 不活化ワクチン(シングリックス) | 22,000円 | 2回 |
| 生ワクチン(ビケン) | 8,800円 | 1回 |
※料金や助成制度は変更される場合があります。世田谷区以外にお住まいの方は、お住まいの自治体の制度をご確認ください。最新の費用・助成の適用については、事前に当院までお問い合わせください。成人向けの予防接種全般については「成人予防接種」のページを参照してください。
よくあるご質問
Q1. 以前に帯状疱疹にかかったことがありますが、ワクチンを打つ必要はありますか?
帯状疱疹は一度かかっても、数年たって免疫が低下すると再発することがあります。そのため、過去に発症した方でも接種を受ける意義は十分にあります。一般的には、発症から少し期間をあけてからの接種が勧められます。
Q2. 2種類のワクチンのどちらを選べばよいか迷っています。
予防効果の高さと持続期間を重視されるなら、不活化ワクチン(シングリックス)が適しています。一方で、費用を抑えたい、1回で済ませたいという場合は生ワクチンという選択肢もあります。当院では診察時にご相談のうえ、お一人おひとりに合ったものを一緒に決めていきます。
Q3. 接種後の副反応が心配です。どのような症状が出ますか?
不活化ワクチンでは、接種した部位の痛み・腫れ・赤みが多くの方にみられます。発熱や倦怠感、頭痛などの全身症状が出ることもありますが、多くは2〜3日以内に自然に治まります。副反応が強く出たときの対処法についても、丁寧にご説明します。
Q4. 世田谷区以外の住民ですが、助成は受けられますか?
自治体の助成は、原則として住民票のある市区町村の制度が適用されます。目黒区や大田区など近隣にお住まいの方も、ご自身の自治体に助成制度があれば利用できることが多いので、事前にご確認をおすすめします。
当院の帯状疱疹ワクチン接種について
さとう内科・脳神経クリニックでは、ただ注射をするだけでなく、神経内科としての専門的な視点から帯状疱疹の予防に取り組んでいます。世田谷区奥沢の落ち着いた住宅街の中で、地域の皆さんが安心して相談できるクリニックであることを大切にしています。
神経内科専門医による丁寧なカウンセリング
院長は日本神経学会認定の神経内科専門医です。帯状疱疹の最大の懸念である「痛み」と「神経の損傷」を熟知しています。現在の健康状態や過去の既往歴を詳しくうかがい、どちらのワクチンがより適しているかを、医学的な根拠にもとづいてお話しします。不安なことがあれば、何でもお気軽にご相談ください。
院長の経歴や資格の詳細は、「医師紹介」のページをご覧ください。
予約制でスムーズなご案内とアフターケア
ワクチン接種は予約制を基本とし、待ち時間を抑えてスムーズに受けていただけるよう配慮しています。不活化ワクチンの場合は、2回目の接種を忘れないよう、スケジュール管理のサポートも行っています。万が一、接種後に体調の変化を感じたときも、当院の一般内科・神経内科ですぐに対応できる体制を整えています。
当院への詳しいアクセスは、「アクセス」のページを参照してください。
働く世代も通いやすい診療時間
帯状疱疹ワクチンを検討される50代・60代の方は、まだ現役でお仕事をされていることも多いでしょう。当院は平日夜19時まで(最終受付18時45分)診療していますので、奥沢駅や自由が丘駅をご利用の通勤帰りにも立ち寄りやすくなっています。忙しい毎日の中でも、将来の健康のための予防医療をあきらめないでいただきたいと考えています。
お仕事帰りの受診については、「診療時間」のページで詳細を確認いただけます。
院長より
これまでの臨床のなかで、私は帯状疱疹後の激しい痛みに苦しむ患者さんを数多く診てきました。神経が一度深く傷ついてしまうと、その痛みを取り去るには長い時間と大きな労力が必要になります。帯状疱疹は、予防できる時代になりました。特に50歳を過ぎると発症リスクが急に高まります。「自分は大丈夫」と思わず、将来の健康への投資として、ワクチン接種をご検討いただきたいのです。
当院は「できないもの以外は全てやる」をモットーに、地域の皆さんのどんな小さなお悩みにも寄り添うことを心がけています。帯状疱疹ワクチンについて、あるいは今の健康状態に不安があるという方も、まずはお気軽にお越しください。神経内科の知見を活かし、患者さんに寄り添った的確なアドバイスをいたします。奥沢・緑が丘・自由が丘の近隣にお住まいの方、通勤されている方の頼れる「かかりつけ医」として、心安らぐ対応をお約束します。
皆さんが痛みや不安から解放され、いつまでも自分らしく活動的な毎日を過ごせることを願っています。帯状疱疹ワクチンの接種を通じて、その一助となれれば、これほど嬉しいことはありません。スタッフ一同、笑顔でお待ちしています。
問診表
